風になびかせ 線を引いて

うぅ・・・死ぬ・・・。いぬです、こんにちは。


昨日、夜の8時に寝るというなんとも珍しい。
で、そっから腰と腹と頭の痛みで夜中1時くらいに目がさめる。
寝ててもしんどいんで、とりあえず起きてPCやる。
クロスいたんでメッセで話したり。
コンボムビDLしたり。ミルトさんとこのコンボムビテラヤバス。
んで、しばらくするとまた腰が痛みはじめる。
ヤバすぎるんでメッセ落ち、PC止め。
寝てたらもう、この世の終わりと思えるほどの痛みが。
腹部と、背中から腰にかけての激痛。
かなり痛かった。これまでこれほどの痛みは経験したことない。
で、寝てる親を無理やり起こして、湿布を背中〜腰に張ってもらう。
が、それも意味なく。
痛みで眠ることもできず、トイレにいくと吐いたり、下痢(もう水でしかない)が続いたり。
とにかく辛いので無理やりにでも眠る。
そうして、起きたのが昼の3時。
かなり寝たな・・・と思いつつも、おきて見れば痛みは結構治まってた。
が、逆に今度は頭痛が。
ひぇー。
で、一体この症状はなんなんですかね?
風邪かな・・・多分風邪だろう。
まぁ、とりあえずは家でゆっくりしときます・・・。


と、いうわけなんで、今日は何もなし。
日記に書けるようなことが何もない罠(ぁ


それじゃ今日はここまでで(ぇ
ではまたノシ


〜ここから先は小説です。興味のない方は以下略。〜


「――――なん、ですって?」
 波上の屋敷の前で、二人の魔術師は互いに向き合い、対峙する。
「言葉の通りだ。この街で起こっていた例の怪物事件――――その犯人こそ、この屋敷の主人である波上堅次だったんだよ」
「そ、んな。それじゃ……」
 波上堅次。この屋敷の主であり、そして彼女、波上葵の父親。
 それが、この一連の怪物騒ぎの犯人だと言うのか。
 そして、男-―――スティールは言う。
 その怪物を殺し、事件を食い止めようとしたのが後ろにいる朝雛紅憐であり。紅憐は何も罪は犯してなどいなかった。ただ、全ては波上堅次の陰謀だと。
「で、でも!それならどうして紅憐を狙うの!?辻褄が合わないわ!」
「……ほう、まだ全てを理解してはいないと言うのか?そこにいる彼女が、すでに人の手に負えない人間であると言う事に」
「え……?」
 驚きの声は、紅憐によるものだった。
「私が波上の屋敷からすぐに戻ってこなかった理由は二つある。まずは、波上堅次の部屋を調べ、事の真相を事実とするため。もうひとつは、その屋敷に潜む魔物に食いちぎられた波上堅次の死体を見つけ、そしてそこで魔物と対峙していたからだ」
「……!?」
 スティールは、ただ淡々と事の有り様を呟き続ける。
 屋敷で、波上堅次が死体となっていた事。それを行ったのが、魔物であり、その魔物とスティールが戦っていた、と言う事。
 その話の全てに現実味はなく、だがそれは信じるしかない、事実。
「あの魔物は、人の手には負えん。魔術師である私でさえ、殺しきれずこうして逃げ帰ってきた次第だ。それがどういう意味なのか、わかるか?」
「それ、は」
 そうだ。
 スティールは言っていた。この事件を起こした魔物は、波上堅次がこの世に顕現させたものであり。そうしてこの屋敷にいる魔物がその魔物であり。そして、紅憐はその魔物を殺している、という事に。
「魔物は一度殺された。そこにいる朝雛紅憐の手によって。そして、魔物を失った波上堅次は焦り、朝雛紅憐という想定外の邪魔者を消すため、手を打った。そして、その間に新たな魔物を召喚したが、それは暴走し、手に負えないまま波上堅次はその魔物に食い殺された」
「……っ」
「わかるか?これが事の全貌だ。主犯である波上堅次はもういない。あるのは暴走した魔物と、そこにいる魔物さえ軽々と消してしまえる力を持った、魔物以上に手が付けられない人間、朝雛紅憐なのだよ」
 紅憐はもはや、言葉さえ出なかった。
 あの夜、幾度となく戦ったあの魔物。無意識のままに戦った。だから、強さなんて分からなかった。だが、それがそこまで強く、そして手に負えられないものだったと言われて、それを殺した自分は――――一体何者なんだ、と。
「貴方……それだけの理由で、紅憐を殺すっていうの!?そんな権利が、貴方にあるとでも言うの!」
 ルナは激昂する。だが、そんなものは気にも留めず、スティールは口を開く。
「誰が殺すと言った?」
「何、ですって?」
「私は一言も殺す、などとは口にしていないが。ただ、その少女を連れ帰り、他人に危害を加えないように厳重に監視をする、と言うだけなのだがな」
「お……同じよ!そんな事、絶対にさせないわ」
 スティールとルナは互いに引かず。
 それを後ろから見ている紅憐は、ただ自問自答し、苦しんでいる。
「……月城ルナ、先程私にそんな権限があるのか、と訊いたな?」
「え……っ?」
「私は協会の人間だ。……それ相応の権利は持ち得ている」
「……!」
 協会。
 ルナはその言葉を聞いた瞬間、身が凍る感覚を得ていた。
 協会とは、魔術師達の集団であり、それに属する魔術師は、世の怪異、魔術的異変、全てに対して自らの意思で動き、裁く権利を持ち得る。
 目の前の男、スティールがその協会の者だとすれば。協会の命により、この街の一連の事件に対して裁く権限を持っているのであれば。
 それは、自分がこうして出る幕ではない。同じ魔術師として、協会というものの力、権限、恐ろしさはすでに知っている。
「さぁ、分かったならばそこを退くがいい、月城ルナ。君も魔術師なら、協会と言うものの存在、意味を知っているはずだ。それに逆らえばどうなるか、もな」
 スティールは、剣を抜きながらも未だにルナに忠告を続ける。
 あれから少しやり合ったから分かる。この男は、魔術師だ。だがそれ以上に、剣士。近接戦闘で魔術師であるルナが適う道理がなかった。
 それでも、引く訳にはいかなかった。見捨てる事ができないから。後ろにいるその幼馴染の少女を、見捨てて逃げ出すことは絶対にできないから。
「……退かない」
「何?」
「私は何を言われようと、何を知ろうと引く気はないわ。紅憐の力が何だって言うのよ。紅憐の事は私が良く知ってる。紅憐は決して、その力を間違った事には使わない」
 断言する。
 そうだ、紅憐がそんな罪の意識も持たずにその力を振るうなんてことがあるはずがないのだから。
「それは、理解しているがな」
 そうして、スティールは一歩、一歩と歩き始める。
「だが――――危険な芽が、いつ花咲くかは分からない。引く気がないのであれば、ここで終わらせよう、月城ルナ……!」
 そうして、再び二人の魔術師は激突する。
 一方的な力の差を、だが決して諦めずに、ルナは立ち塞がる。それが、彼女の意思なのだから。


〜駄文終了〜


うし、終了。
いつまで続くんだろうな・・・(ぁ