【妄想日記】第5回―2/19(月)

復活の妄想日記です!
あれから約1年……ふとブログを読み返してるとなんか書きたくなってきたので更新してみますよ、と。
良ければ長い目でお付き合いくださいませ^^


あ、後、昔の更新分もまとめて置くので始めての方はこちらもドゾー。


第1回
第2回
第3回
第4回


ではスタートです!


*重いのは仕様なので勘弁。イタいのもデフォなので勘弁して下さい^^
*パクりだとか言うツッコミは無しで^^
*各アイコンはフリー素材のアイコンを他サイト様からお借りしています。


2/19(月)


――PM.10:15――


桜と琥珀さんがこの部屋にやってきて、あれからもうすぐ一年。
すっかり俺は彼女達がいることにも慣れ、そつなく上手く付き合っていっていた。



「先輩〜、ただいま帰りましたw」


俺「お、桜おかえりw っていうか俺もさっき帰ってきたばっかりなんだけど、どこ行ってたんだ? 琥珀さんも姿が見えないし」



「あれ、姉さんいないんですか?」


俺「うん。帰ってきたらもぬけのからでびっくりしたわ」



「そうですか。あ、ちなみに私は買い物ついでにゲームセンターに行ってましたw」


俺「ゲーセンかよw メルブラでもやってたのか?」



「はい。これでも最近ハマってるんですよ? どこかの誰かに家庭用でしごかれましたからねw」


俺「サーセンw」



「……あ」


俺「ん? どした桜」



「今思うと、今先輩と二人っきりなんですよね……」


俺「え、それって……」


なんか知らんが、いつの間にか桜が近くまで寄っていた。
桜の顔が凄く紅潮しているのが解る……ヤバい、俺も顔が熱くなってきたかも。



「先輩……その、ずっと言いたかったんですけど……」


俺「な、なんだ桜。唐突に……」



「……その、本当に言い難い事なんですけど」


俺「ああ、何でも言ってくれよ」



「どうして……」


俺「お?」



「ワルクの25Pカラーが私なんですか?」


俺「……は?」



「だっておかしいでしょ。だってワルクですよ、暴走アルクェイド。暴走してんですよ? それになんで私のカラーがあるんですか? もっと違うキャラに使うべきじゃないんですか? おかしいでしょ、扱い酷くないですか?」


俺(あの前フリはなんだったんだ?)



「確かに服装とか胸の大きさとか、はぁ、まぁ外見は似てるかもしれませんよ。色をちょこっと私っぽくすれば確かにそうですね。別にそこは問題ないんですよ? ただね、なんでワルクなのかと。アルクじゃなくて何故にワルクなのかと問い詰めたいわけですよ、小一時間といわずに十時間でも一日中でもね」


俺「あー……、いや、うん。まぁそれは解るが」



「解るが、なんですか!」


ずいっ、と桜が俺の目の前まで自分の顔を寄せてきた。
身体もいつの間にか寄せ合うようなカタチになっているし……。



「私はね、ワルクじゃなくてアルクが良かったんです! アルクなら許せたのに! どうしてワルクなんですかああもう許しがたい!!」


俺「ま、まぁまぁとりあえず落ち着いて――」




「ただいま帰りましたー」


俺「こ、琥珀さん!」


おお、ようやく救いの女神が帰って……




「……えーっと。とりあえず、お邪魔ですね〜」


俺「へ? ……あ! いや違うんだこれには深い事情が!」



「事情? 何かありましたか先輩」


俺「え? いやだって桜が……」



「あははーw」


俺「あははーじゃねーよ佐祐理さんかよ、いやKanonは良アニメだと思うけど!!」



「気にしないで下さい、いぬさん。どうぞお二人でごゆっくりお楽しみくださいねーw」


俺「なんだよこのベタな展開わぁぁぁぁぁ!」



「先輩、まだ終わってませんよ。始まったばかりですよ?」



「それじゃわたしはちょっとゲーセンでメルブラでも……」


俺「いやいや待とうよ!? てか琥珀さんもメルブラかよ大好きだなおまいら!!」


「先輩! 人の話は最後まで聞いて下さい!!」



「あははー、面白いですよw もうすぐ琥珀の永久安定しそうですしねー。……猶予1Fの永久で時間切れ殺しされた時の相手の姿を想像するだけで楽しいですよ、あはははははh(ry」


そう言いながら去って行く琥珀さん。
おいおい冗談じゃない、あんな超絶難しい永久を安定だと何者だあの人……じゃなくて!!


俺「さ、桜。とりあえず落ち着け。俺は確かにワルク使ってるし25Pカラー使ってる。それは認める! でもそれには理由があるんだ!!」



「……理由? 何ですかそれ。いいから私の話を――」


俺「桜のカラーだからだよ!! 確かにワルクで桜カラーはどうかと思う。でも実際そうなんだから仕方ないし――俺はワルク以外のキャラに桜カラーがあればそのキャラを使ってたかもしれないんだ!」



「…………」


俺「桜が好きだから使ってるんだ。これ以上の理由はいらないだろ?」



「先輩……」


おお、ようやく落ち着き始めた……か?



「……言ってて恥ずかしくないですか?」


俺「……いや、実は割と」



「まったく。先輩もばかなんですから……。私のカラーだからって理由でキャラを決めたなんて、それこそ恥です」


俺「そうだよな。ごめん」



「でも……、嬉しいです。先輩」


俺「桜……」


ふぅ、一時はどうなるかと思ったがなんとか収まってくれたか――



「ま、っつーかそれとこれとは話が違いますけどね?」


俺「え?」



「ちなみにワルクには16Pカラーで「芙蓉楓」カラーがありますが。製作者側はつまりのところこう言いたいわけですね。おまいらヤンデレキャラはワルクで十分だろこの黒姫が、ってね」


俺「え、いや」



「あはははは、ちょっと久しぶりにキレてきたんでエコール行って来ますね」


俺「お、おい桜! ちょっとまてそして落ち着けぇぇぇ!!」



「……ちなみに私、メルブラで誰を使ってると思いますか先輩」


俺「そ、そう言えば聞いてなかったけど」



アルクですよ。永久で苦痛の顔を浮かべる相手を見るのが楽しくてしょうがないんですよ私。あははははははh(ry」


バタン!!!
と、桜が狂うように笑いながら部屋を出て行った。


っつーか何だ。お前もか。
アルクが使いたいなら最初からそう言えばいいのに……。


(注:俺がアルクを使いたいと思っているわけではないのであしからず……)


・次回予告



「日曜――とあるゲームセンターで行われるメルブラ大会。そこに現れる二人の少女、その名は琥珀と桜。2on2と言うチーム戦に参加した彼女達。そのチーム名は――『永久しに来ました』!」




これはひどいですねー」



「当然のように会場内はどよめく!! 1回戦、2回戦と全て永久を決めて勝利していく琥珀と桜!! 誰もが対処しきれない状況の中、一人斡旋で参加している美少女が現れた。その名はエトナ!!」



「あれ? でも一応永久ってキャラ限ですよね?」



「エトナは一人での出場だが、その圧倒的な立ち回りと読みで他者を蹴散らし――ついに決勝戦琥珀・桜の『永久しに来ました』チームと対峙する!!」



「うほっ、これは良い展開」



「次回! ……あれ? ところでさ、これなんの番組の予告だっけ?」



「さぁ……強いて言うなら『いぬの妄想日記』とかじゃないですか? 今日が第5回だから次は第6回かと」



「それはまんま杉でおもんなくね?」



「おもんない」



「ディスよね」



「ラハールさんはまた眠ってるし、てかこのネタ自体もう大分古いですよ」



「あー、もう適当でいいや。つか、誰も見てないっしょ。正味」



「じゃー、今回はこれでお開きってことにしましょー」





















「なんでいつもこんな扱いなんですか? あれですか? 実はそんなに私って好かれてないんですか? ねえ、いぬさん? どうなんですか?」



「大丈夫よ桜ちゃん。今回はわたしのほうが酷かったから^^」



「愛を感じられないのはもはや仕様らしいですね……」



「次回があるのか不安ですねーw」